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心拳道とは 心拳道が目指すもの

心拳道とは、現代、そして未来を自分らしく生きていくために必要な「人間力」と「社 会力」、さらに、平和で幸せな世の中を率先して作っていける「真のリーダー力」を兼ね 備えた人の育成を目指す新しい武道です。

現代は高度情報通信社会と言われています。インターネットを利用すれば、国内外を問わず、様々な人々とコミュニケーションができます。見知らぬ人とでも気軽にやりとりができます。そのようなメリットがある一方で、生身のコミュニケーションの体験が不足す るというデメリットもあります。そのため人と人が直接かかわりあう学校や職場などの社 会において、適切なコミュニケーションができず、良好な人間関係を作ることが苦手な人 々がいると言われています。人と会った時に明るく気持ちよく挨拶をすること、人が何か をしてくれた時に、心から感謝しその気持ちを言葉や態度に表すこと、自分が悪いことを した時に、心から謝罪すること、など、以前は普通に行われてきた、人と人との関係作り の基本なことでさえできない人々が増えてきています。これでは人々が直接出会い、コミ ュニケーションによって良好な人間関係を築くなどということはできないでしょう。

また、インターネットを利用すれば、瞬時に数多くの情報を得ることができます。しか しその一方で、それらの情報に振り回され何が正しいのか判断できなくなる、というデメ リットもあります。さらに何か問題が起きてもその解決策を自身の頭で考えず、常にネッ ト上の情報に頼るという、主体性の全くない人々さえいます。

そのような現代社会の中で、人に対して、礼儀を重んじ、感謝の気持ちや謙虚さを大切 にする人、さらに人としてどの道が正しいか判断し、勇気を持ってその道を歩める人、正 しい道を歩むことで他の人々の模範となり、世の中のリーダー的存在になり得る人の育成 が必要であると私たちは考えます。

では、私たちの目指す「人間力」、「社会力」、「真のリーダー力」とは何でしょうか 「人間力」とは、人として正しい道をしっかりと歩み、思いとやりの心を持って行動で きる力です。「人間力」とは、人徳と言われるものであり、心拳道では、その徳の中でも 「義」「勇」「仁」「礼」の四つの徳を目標とします。

「義」は人として正しい道であり、「勇」はその道を行動に移す勇気です。「仁」とは 、思いやりの心であり、「礼」はその心を行動に移すことです。 この四つの徳は、儒教を源流とする「武士道」にあるものです。「武士道」の考え方は 、封建社会が崩壊した後も日本人の民族精神として残り、日本人の高いモラル、ものの価 値観を形成していると言われています。日本人の高いモラルは、外国からも賞賛されてお り、後世へしっかりと伝えいくべきものと考えます。 「社会力」とは、自身が社会の一員であるとの認識を持ち、他者の幸福のために社会に 貢献し、その社会の中で自己の幸福を得ていく力です。「社会力」は、「共感する力 」、「伝達する力」、「協働する力」の三つの力から成ります。 「共感する力」は、相手の立場に立って相手を理解する力です。「伝達する力」は、自 身を考えや気持ちをことばで正しく伝える力、相手のメッセージを正しく理解する力であ り、一般にコミュニケーション能力と呼ばれるものです。「協働する力」は、様々な人と 協力し、課題や目標を達成する力です。 「真のリーダー力」とは、その人が持つ力や地位・権力によって自身の思うままに人々 を従わせる力ではありません。その人の人徳によって人々から尊敬され、その人の持つ徳 によって人々をよりよい道へ導いていける力です。

心拳道の修練は、健康で丈夫な体を作る「基礎体力作り」をしっかり行います。そして 、突き・蹴りや投げなどの心拳道の技を身に付けます。心拳道の技は、少林寺拳法、空手 、柔道、相撲、ボクシングなどの様々な武道や格闘技などの技の研究から体系立てられて います。